空き家買取業者の選び方|まず結論

「空き家を買取業者に相談したいが、どの会社を選べばいいのか分からない」——インターネットで検索すると多くの買取業者が見つかるため、こう悩む方は少なくありません。

結論からお伝えすると、良い買取業者を見分けるポイントは、宅地建物取引業の免許を正しく持っているかを公的に確認すること、複数社に査定を依頼して比較すること、契約前に条件をきちんと確認することの3つです。本記事では、特定の業者をランキング形式で紹介するのではなく、誰でも公的な情報にもとづいて業者を見分けられる方法を解説します。

30秒でわかるこの記事の結論

買取業者を選ぶときは、①宅建業の免許の有無を国のシステムで確認する、②複数社に査定を依頼して比較する、③契約前に条件を確認する、の3点が基本です。

  • 宅建業の免許は国土交通省の公的システムで確認できる
  • 1社だけで決めず複数社を比較することが重要
  • 買取は仲介手数料がかからない点が仲介との大きな違い

本記事では、買取業者を選ぶときに確認したいポイント、免許の公的な確認方法、契約前の注意点までを解説します。断りがない限り、本記事の内容は2026年8月時点の制度に基づいています。

買取業者を選ぶときに確認したいポイント

空き家の買取業者を選ぶときは、次のような点を確認するとよいでしょう。

  • 宅地建物取引業の免許を持っているか:不動産を業として売買するには、宅地建物取引業法に基づく免許が必要です。免許の有無・免許行政庁は公的なシステムで確認できます(詳しくは次章)
  • 買取実績・対応エリア:売りたい空き家のあるエリアでの買取に対応しているか、公式サイト等で確認する
  • 査定の進め方が明確か:査定にかかる期間、必要書類、現地調査の有無などを事前に説明してくれるか
  • 複数社に査定を依頼しているか:1社だけの提示額で判断せず、複数社を比較する(次々章で詳しく解説)
相談者
正直、どの会社も同じように見えてしまいます。何を基準に選べばいいのでしょうか?
福田
宅建士

まずは免許の有無という客観的な事実から確認するのがおすすめです。そのうえで、査定の進め方を丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼できる会社を見分けるポイントになります。

免許の有無・対応エリア・査定の進め方の明確さ・複数社比較の4点が、買取業者を選ぶときの基本的な確認ポイントです。

宅地建物取引業の免許を公的に確認する方法

不動産を業として売買・買取するには、宅地建物取引業法に基づく免許が必要です。契約前に「この会社は宅建業免許を持っているか」を念のため確認しておきたい場合、国土交通省が提供する「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、事業者の商号・名称等から、免許の有無・代表者名・所在地・免許行政庁(国土交通大臣免許か、都道府県知事免許か)等を調べることができます(国土交通省|不動産取引に関するお知らせ、2026年8月15日確認)。

また、契約後の万が一に備えて、その業者が過去に行政処分を受けたことがないか確認したい場合は、国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト(宅地建物取引業者検索用ページ)」で、事業者名等から処分等の履歴の有無・種類・年月日を調べることができます。ただし、同資料によれば全都道府県の処分情報が網羅されているわけではないため、より正確な情報を求める場合は、上記の検索システムで免許行政庁を調べたうえで、当該免許行政庁に個別に問い合わせる必要があります(同資料)。

どちらのシステムも「国土交通省」の公式サイト内で検索エンジンから探すことができます。契約前にこうした公的な確認を行うことで、安心して査定・契約に進めます。

💬 「免許を持っているのは当たり前」と思われがちですが、契約前に念のため確認しておくと安心です。国土交通省が公式に提供している無料のシステムなので、気になる場合は活用してみてください。

宅建業免許の有無は国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、行政処分の履歴は「ネガティブ情報等検索サイト」で、それぞれ公的に確認できます。

複数社に査定を依頼して比較する重要性

買取価格は、業者ごとの得意分野・在庫状況・販売ルートによって差が出ることがあります。1社だけの提示額で判断せず、複数社に査定を依頼して比較することで、より納得のいく条件を見つけやすくなります。

査定を依頼する際は、提示された金額だけでなく、次のような条件もあわせて比較するとよいでしょう。

  • 決済(入金)までにかかる期間
  • 契約不適合責任(引き渡し後に見つかった欠陥について、売主が負う責任)の扱い
  • 残置物(家財等)をそのまま引き渡せるかどうか
  • 解体が必要かどうか、必要な場合の費用負担

買取価格や条件は業者によって差があるため、1社だけで決めず複数社に査定を依頼して比較することをおすすめします。

買取と仲介の違い|業者選びの前提として

買取業者を選ぶ前提として、「買取」と「仲介」の違いを理解しておくことも大切です。仲介は不動産会社が買主を探して契約を仲立ちする方法で、契約が成立すると媒介報酬(仲介手数料)が発生します。一方、買取は不動産会社(買取業者)自身が直接買主になる方法で、仲介手数料はかかりません(不動産の買取と仲介の違いを徹底比較|空き家はどちらで売るべき?)。

買取は、老朽化・再建築不可・境界未確定など、仲介では買い手が見つかりにくい物件でも売却しやすい点がメリットです。買取と仲介それぞれのメリット・デメリット、費用の違いは、以下の記事で詳しく比較しています。

あわせて読みたい不動産の買取と仲介の違いを徹底比較|空き家はどちらで売るべき?不動産の買取と仲介の違いを比較表で徹底比較。価格・期間・仲介手数料の仕組みを2026年7月時点の一次情報で解説し、老朽化した空き家はどちらで売るべきか判断材料を紹介します。

買取は不動産会社自身が直接買主になるため仲介手数料がかからず、仲介では見つかりにくい物件でも売却しやすいのが特徴です。

契約前に確認しておきたい注意点

査定額に納得して契約に進む前に、次の点をあらためて確認しておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。

  • 契約書面の内容:買取価格・決済期日・契約不適合責任の扱いなどが書面で明記されているか
  • 追加費用の有無:解体費用・測量費用など、査定額とは別にかかる費用がないか
  • キャンセル時の条件:契約後にやむを得ずキャンセルする場合の条件・違約金の有無
  • 担当者の説明の丁寧さ:疑問点にその場ではぐらかさず、きちんと説明してくれるか
相談者
契約書は難しくてよく分からないのですが、どこを見ればいいですか?
福田
宅建士

まずは買取価格・決済時期・契約不適合責任の3点が明記されているかを確認してください。不明な点は契約前に必ず質問し、納得してから署名することが大切です。

契約書面の内容・追加費用の有無・キャンセル条件・担当者の説明の丁寧さを、契約前に確認しておきましょう。

空き家買取.comの買取査定について

本サイト「空き家買取.com」は、株式会社Triikuが運営しており、空き家・相続物件の直接買取を専門に行っています。

  • 宅地建物取引業免許番号:東京都知事(01)第111976号
  • 所在地:〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目39番3号 SVAX西新橋ビル4F
  • 電話番号:03-6845-0996(受付時間 10:00〜19:00、年中無休)

株式会社Triiku 公式サイト|会社概要、2026年8月15日確認)

本記事で紹介した確認方法を参考に、複数社を比較したうえで、空き家買取.comにも無料査定のご相談をいただけます。

よくある質問

Q1. 空き家買取業者の宅建業免許はどうやって確認できますか?

国土交通省が提供する「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、事業者の商号・名称等から免許の有無・代表者名・所在地・免許行政庁を確認できます。

Q2. 買取業者が過去に行政処分を受けていないか確認できますか?

国土交通省の「ネガティブ情報等検索サイト(宅地建物取引業者検索用ページ)」で確認できます。ただし全都道府県の処分情報が網羅されているわけではないため、より正確な情報が必要な場合は免許行政庁への個別問い合わせが必要です。

Q3. 空き家は買取と仲介どちらを選ぶべきですか?

早く現金化したい、老朽化・再建築不可などで仲介では売れにくい物件であれば買取が向いています。時間をかけてでも高値での売却を目指すなら仲介が向いています。詳しくは「買取と仲介の違い」の記事で比較しています。

Q4. 買取業者は1社だけに査定を頼めば十分ですか?

1社だけの提示額では適正な水準か判断しにくいため、複数社に査定を依頼して、金額だけでなく決済までの期間・契約不適合責任の扱いなどもあわせて比較することをおすすめします。

Q5. 買取を断られる空き家はありますか?

物件の状態や権利関係によっては、買取業者によって対応可否が分かれることがあります。老朽化や再建築不可などを理由に断られた場合でも、別の業者では対応できるケースもあるため、複数社に相談してみることをおすすめします。

まとめ|公的な情報で確認してから契約を

この記事の要点

  • 宅建業免許の有無は国土交通省の公的システムで確認できる
  • 複数社に査定を依頼して金額・条件を比較することが重要
  • 契約前は契約書面の内容・追加費用・キャンセル条件を確認する

空き家の買取業者を選ぶときは、宅建業免許の有無を公的に確認したうえで、複数社に査定を依頼して比較し、契約前には契約書面の内容をしっかり確認することが大切です。空き家買取.comでも、無料査定のご相談を承っています。