本記事について

当メディア運営会社のサービスを含め、各社の対応エリア、買取対象物件、サービスの特徴などを紹介しています。

なお、掲載順は各社の優劣を示すランキングではありません。

「高知市の実家を相続したけれど、県外に住んでいて管理できない」「使う予定がないのに、固定資産税だけ毎年払い続けている」——そんな高知県の空き家、どの会社に相談すればいいかをこのページで比較できます。

会社選びに必要な情報(対応エリア・免許番号・得意分野)を最初にまとめました。相場や補助金、県の無料相談窓口の解説は後半にあります。

高知県の空き家買取におすすめの不動産会社5選

高知県内で、公式サイトで自社による直接買取を明記している不動産会社を5社ご紹介します。株式会社Triikuを最初に、続けて各社の特徴を紹介します。(掲載会社の考え方は掲載会社についてをご覧ください)。

掲載順 会社名 Google評価 総合スコア
1 株式会社Triiku 4.9 4.67
2 高知エバー(株式会社エバー) 4.9 4.67
3 土佐開発株式会社 − 4.67
4 有限会社パークホーム − 4.67
5 平和不動産株式会社 − 4.67

※この掲載順はおすすめ順位ではなく、評価の優劣を示すものではありません。

掲載会社について

ここで紹介しているのは、公式サイトで自社による直接買取を明記している会社です。仲介のみを行う会社は掲載していません。Google口コミの評価や、会社情報の開示状況(宅建業免許番号・所在地・電話番号・買取実績)などの公開情報をもとに、2026年9月時点の内容をまとめています。掲載順は紹介の順番であり、各社の優劣や順位を示すものではありません。買取の可否や金額を保証するものでもありません。表の総合スコアは、Google口コミの評価と件数(ベイズ平均)に、会社情報の開示状況(宅建業免許番号・所在地・電話番号・買取実績)を加味して算出した参考値です。掲載順はスコア順ではありません。

各社の詳細

1. 株式会社Triiku

空き家・相続物件の直接買取専門 遠方対応 高知県全域対応

株式会社Triiku 公式サイト
(出典: 株式会社Triiku公式サイト)

仲介は行わず、直接買取に特化した会社です。公式サイトのよくある質問には「Triikuが行うのは、“仲介”ではなく、“空き家の直接買取”です。」と明記され、「Triikuはお客さまの物件を直接買い取るため、迅速なご処分が可能です」として、買主を探す仲介活動を挟まずに自社で買い取る方針を掲げています(出典: Triiku 訳あり物件買取事業)。

対応できる物件の幅が広く、公式サイトの「訳あり物件買取事業」のページでは、再建築不可、共有持分、借地・底地、相続未登記、未登記物件、事故物件、ゴミ屋敷(残置物あり)、長屋・連棟、旗竿地、境界未確定、越境ありを対応する物件の一例として挙げています。よくある質問でも「相続未登記の物件でも相談できますか?」に対して「はい、可能です。相続登記前のご相談も多く、必要書類や遺産分割協議の進め方についてもサポートいたします」と回答しています(出典: Triiku 訳あり物件買取事業)。

東京都港区に本社を置き、対応エリアは高知県を含む全国です。公式サイトの「CASE STUDY 売買事例」には東京都足立区(再建築不可)・福岡県福岡市西区(共有持分)・兵庫県姫路市・愛媛県西条市(ゴミ屋敷)・富山県氷見市・福井県あわら市(土地)の買取が掲載され、よくある質問では「地方・山間部の物件でも対応できますか?」に対して「はい。全国の物件に対応しており、山間部の買取実績もございます」と回答しています(出典: Triiku 訳あり物件買取事業)。公式サイトのコラムで紹介されている事例には、母屋と車庫の間にある地目が畑の土地を理由に他社から断られ続けた広島県庄原市の戸建てを、管轄の農業委員会と折衝したうえで現況のまま引き取ったケース(出典: 【広島県庄原市】他社が匙を投げた「畑」の壁)や、大量の残置物が残ったままの岡山県苫田郡鏡野町の実家を、片づけずにそのまま引き取ったケース(出典: 【岡山県苫田郡】愛着ある実家に起死回生のストーリーを)があります。現地に足を運びにくい遠方の売主への対応を主軸にしています。契約から平均約1ヶ月で着金するとしています。

「実家が高知にあるが県外に住んでいて動けない」「相続登記や残置物の整理が終わっていない」「再建築不可・共有持分など権利関係が複雑」という売主に向いています。

なお、高知県内に実店舗がないため、対面での相談を希望する場合は事前確認が必要です。

項目 内容
電話番号 03-6845-0996
宅建免許番号 東京都知事(01)第111976号
対応エリア 高知県全域(遠方対応)
得意分野 空き家・相続物件の直接買取専門

公式サイトを見る Googleマップで見る

こんな売主におすすめ

  • 県外に住んでいて高知の実家を管理・売却できない人
  • 相続登記や残置物の整理が終わっていない物件を持つ人
  • 再建築不可・未登記など権利関係が複雑な物件を持つ人

注意点

  • 仲介・買取保証・任意売却・リースバックへの対応は公式サイトでは確認できませんでした
  • 連携する士業の名称は公式サイトでは確認できませんでした
  • 高知県内に実店舗を持たない(公式サイトで確認できた範囲では東京都港区の本社のみ)ため、対面相談の可否は事前確認が必要です
  • 仲介でじっくり時間をかけて高値を狙いたい人には、買取専門の同社は選択肢が合わない場合があります

Google口コミ

「担当の方に大変お世話になりました。 父が高知県で1人暮らしをしていましたが、急死。 空き家ばかりの過疎地域で、私は千葉に住んでおり、これからの管理を考えて頭を抱えておりましたが、Triikuさんからお話があり無事に売却する事ができました。 土地が畑で登記、建物は未登記となっており、残置物もありましたが、全て対応いただけ非常にスムーズに処理が進み…感謝しております。」(引用元: Googleマップ)

「相続した実家の処分で担当の方に大変お世話になりました。…地方の再建不可物件という難しい条件でしたが、最初から最後まで丁寧に対応していただき、安心してお任せすることができました。連絡もスムーズで不安なく手続きを進められました。…同じように空き家や相続不動産で悩んでいる方におすすめできる会社です。」(引用元: Googleマップ)

(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026-09-20取得)

2. 高知エバー(株式会社エバー)

空き家・古家・古アパートの現金買取 自社にて直接買取 高知市

高知エバー(株式会社エバー) 公式サイト
(出典: 高知エバー(株式会社エバー)公式サイト)

査定で終わらせず、自社が買主となって物件を購入することを前面に掲げている高知市の不動産会社です。公式サイトには「当社は査定会社ではありません」「実際に購入します。」と明記されており、自社が買主として直接買い取る方式であることが確認できます。

買取の手順は、買取依頼(住所のみで可)→現地査定→買取証明書の提出→買取手続の4段階で、公式サイトでは「”いえ・土地”5日以内に現金買取(※買取合意後5日以内)」「合意後、最短5日で買取完了!」としています。査定は約30分、外観のみの査定も相談可能、立会い不要で進められるとしており、県外在住の売主も歓迎と明記しています。

「直買取りのため、余計なコストを省き、その分をお客様の買取り金額へしっかり還元します」として、仲介手数料が発生しない直接買取の形を取っています。買取金額は100万円以下の物件から3,000万円まで対応可能と公式サイトに記載があり、「今年だけで20件以上購入しました」(2026年上半期・7月26日時点)という実績も掲げています。

相続した空き家・古い戸建・古いアパートを、価格を比べる時間よりも「確実に手放せること」を優先して整理したい人に向いています。荷物をまるごと残したままの買取にも対応するとしています。

なお、公式サイトでは「どこよりも高く買います」という約束はしないという方針をはっきり示しています。対象は高知県内の物件に限られ、宅地建物取引業の免許番号は公式サイトでは確認できませんでした。

項目 内容
電話番号 0120-334-302
宅建免許番号 公式サイトでは確認できませんでした
対応エリア 高知市を中心とした高知県内
得意分野 空き家・古家・古アパートの現金買取(自社にて直接買取)

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こんな売主におすすめ

  • 査定額を聞くだけで終わらせず、実際に買い取ってもらえる相手を探している人
  • 県外に住んでいて、立会いなしで高知の空き家を手放したい人
  • 残置物の処分まで含めて、まとめて引き取ってほしい人

注意点

  • 対象は高知県内の物件に限られます
  • 宅地建物取引業の免許番号は公式サイトでは確認できませんでした
  • 仲介・買取保証・リースバックへの対応は公式サイトでは確認できませんでした
  • 高値保証をうたわない方針のため、価格を最優先にするなら仲介査定との比較が必要です

Google口コミ

「何社か不動産会社に相談しましたが どこも査定ばかりで、実際に相談した会社が、いくらで買い取れるかは教えてもらえませんでした。 こちらはすぐに買取価格を提示してくれて、そのまま買取りで話を進めることができたので 時間を無駄にせず済みました。」(引用元: Googleマップ)

「事情があり家を売却することになり相談しました。…仲介でなかなか売れず困っていましたが、最初は半信半疑だったものの、相談してからは話が早くスムーズに売却できました。…価格は仲介査定より安くなりましたが、早く売れて安心できたので良かったです。」(引用元: Googleマップ)

「相続した家の売却で相談しました 買取価格は他の会社の仲介価格より安かったけど荷物の処分までやってくれて手間なく売却できて満足しています」(引用元: Googleマップ)

(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026-09-20取得)

3. 土佐開発株式会社

不動産買取・売買・仲介 競売不動産 高知市・土佐市・いの町

土佐開発株式会社 公式サイト
(出典: 土佐開発株式会社公式サイト)

高知市梅ノ辻に拠点を置く総合不動産会社で、会社概要の事業内容に「不動産買取・売買・仲介事業」を第一に挙げています。買取と仲介の両方を扱い、状況に応じて選べるのが特徴です。

公式サイトでは「相続されたお家や土地、空き家になっている不動産について、買取や仲介などお客様に最適なご提案をいたします」として、相続・空き家の相談窓口を設けています。収益物件などの不動産投資の相談にも対応しています。

事業内容は不動産買取・売買・仲介事業に加えて、不動産競売事業・不動産管理事業・宅地造成事業・不動産リフォーム事業まで広げています。競売不動産取扱主任者の資格を持つスタッフが在籍し、競売物件の入札から落札、引き渡しまで対応するとしています。リフォームからハウスクリーニングまで自社で扱うため、建物の手入れを前提とした提案も受けられます。

「買取か仲介か決めきれていない」「相続した家をどう扱うか一から相談したい」という人、高知市・土佐市・いの町周辺に物件がある人に向いています。

なお、公式サイトの物件検索で選べるエリアは高知市・土佐市・吾川郡いの町で、県東部・西部の対応可否は公式サイトでは確認できませんでした。買取実績の件数の公表もありません。

項目 内容
電話番号 088-855-7177
宅建免許番号 高知県知事(1)第3070号
対応エリア 高知市・土佐市・吾川郡いの町(公式サイトの物件検索で選べるエリア)
得意分野 不動産買取・売買・仲介、競売不動産、管理・リフォーム
設立 2025年3月21日
従業員数 1名

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こんな売主におすすめ

  • 買取と仲介を並べて比べたうえで決めたい人
  • 相続した家や土地の扱いを、売却以外の選択肢も含めて相談したい人
  • 高知市・土佐市・いの町周辺に物件がある人

注意点

  • 県東部・西部(安芸・幡多エリア等)の対応可否は公式サイトでは確認できませんでした
  • 買取実績の件数は公式サイトでは公表されていません
  • 営業時間は9時〜17時(土日祝を除く)です
  • 買取保証・リースバック・任意売却への対応は公式サイトでは確認できませんでした

口コミ
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(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026-09-20取得)

4. 有限会社パークホーム

買取・売買・賃貸・リフォーム 中古リフォーム再販 高知市・土佐市

有限会社パークホーム 公式サイト
(出典: 有限会社パークホーム公式サイト)

高知市城見町に本店、土佐市高岡町に支店を置く2005年創業の不動産会社です。公式サイトには「不動産売却査定・不動産買取りに力を入れております。」「買取り関連として、当社にて中古物件の購入(買取)後リフォームをし、販売もしております。」と明記されており、自社が買主となって買い取り、リフォームして再販する形であることが確認できます。

建設業許可(高知県知事許可第9685号)も持ち、買取後のリフォームを自社で手がけます。再販する中古住宅には既存住宅売買かし保険付きの物件もあるとしており、公式サイトでは「不動産買取りと保険付き中古リフォーム再販のプロ」としてマイベストプロ高知に掲載されていると案内しています。

会社概要では「高知県全域で不動産の買取・売買・賃貸・リフォームをお手伝いさせて頂いてます」としています。宅地建物取引士6名・2級建築施工管理技士1名・ファイナンシャルプランナー2名などの有資格者が在籍し(従業員9人)、相続や離婚による売却の相談を秘密厳守・無料査定で受け付けるとしています。県外の親族からの相談にも対応すると明記しています。

建物の状態が悪く買取とリフォームをまとめて任せたい人、高知市・土佐市周辺に物件がある人、県外に住んでいて相続した家の相談先を探している人に向いています。

なお、買取実績の件数は公式サイトでは公表されていません。会社概要の事業内容欄は「不動産売買・賃貸の仲介」「不動産販売」「注文建築・建売住宅」「リフォーム・増改築・宅地造成」「不動産賃貸の仲介・管理」で、買取は本文と専用サイトでの案内になっています。

項目 内容
電話番号 088-821-8881
宅建免許番号 高知県知事(5)第2595号
対応エリア 高知県全域(本店=高知市城見町/土佐店=土佐市高岡町)
得意分野 不動産買取・中古リフォーム再販、売買・賃貸、リフォーム・増改築

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こんな売主におすすめ

  • 買取からリフォーム・再販まで一社に任せたい人
  • 高知市・土佐市周辺に物件がある人
  • 県外に住んでいて、相続した家の売却を相談したい人

注意点

  • 買取実績の件数は公式サイトでは公表されていません
  • 買取保証・リースバック・任意売却への対応は公式サイトでは確認できませんでした
  • 事故物件・共有持分・再建築不可物件への対応は公式サイトでは確認できませんでした

口コミ
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(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026-09-22取得)

5. 平和不動産株式会社

空き家・空き地の売却 買取後のリノベーション再販 高知市

平和不動産株式会社 公式サイト
(出典: 平和不動産株式会社公式サイト)

創業35年以上、高知市城見町に拠点を置く不動産会社です。空き家・空き地の専用ページでは、高知市の築40年ほどの鉄骨造中古戸建について「当社が買取りリノベーション後に再販致しました」と、自社が買主となった取引を実例として公開しています。

同じページでは、仲介で売却した事例も公開しています。相続した空き家を空室のまま放置して固定資産税を払い続けていたケースで建物を解体して引き渡した事例、旧耐震基準の建物を解体して3,000万円の所得税控除の適用を受けた事例など、高知市内の空き家の出口を複数の形で扱っています。

公式サイトでは、空き家・空き地を放置した場合の防災性の低下・老朽化・不法投棄・衛生の悪化といったリスクと、賃貸・建替え・更地活用・中古戸建としての売却という選択肢を整理しています。創業35年以上の売却・買取実績があるとしており、査定は訪問査定と机上査定の両方に対応しています。

「買取と仲介のどちらが得か、事例を見ながら決めたい」という人、解体や税の特例も含めて相談したい人、高知市内に物件がある人に向いています。

なお、買取実績の件数は公式サイトでは公表されていません。定休日は土・日・祝日で、平日9時〜17時のみの受付です。

項目 内容
電話番号 088-861-3331(フリーダイヤル 0120-210-338)
宅建免許番号 高知県知事免許(10)第1664号
対応エリア 高知市(拠点=高知市城見町)
得意分野 空き家・空き地の売却、買取後のリノベーション再販、仲介

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こんな売主におすすめ

  • 買取と仲介の両方の事例を見てから決めたい人
  • 解体や3,000万円控除の使い方も含めて相談したい人
  • 高知市内に空き家・空き地がある人

注意点

  • 買取実績の件数は公式サイトでは公表されていません
  • 高知市以外の市町村への対応範囲は公式サイトでは確認できませんでした
  • 土・日・祝日が定休日で、受付は平日9時〜17時です
  • 事故物件・共有持分・再建築不可物件への対応は公式サイトでは確認できませんでした

口コミ
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(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026-09-22取得)

買取と仲介、どちらを選ぶ?迷ったときの判断基準

買取価格は仲介の市場価格より低くなるのが一般的です(下落幅は物件により異なります)。それでもどちらが向くかは状況で決まります。まずは買取・仲介それぞれの特徴を押さえておきましょう。

買取 仲介 買主=不動産会社 買主=一般の購入者 条件が合えば短期で現金化 買主探しに期間が必要 現況のまま引き渡せる会社が多い 片付け・内覧対応が必要 価格は市場価格より低めになりやすい 条件次第で高く売れる可能性 向く人:早く確実に手放したい 向く人:時間をかけて高値を狙う

図: 買取と仲介の違い(同じ物件でも、価格と期間のどちらを優先するかで選ぶ方法が変わります)

買取のメリット

  • 買主を探す期間がなく、条件が合えば短期間で現金化できる
  • 現況のまま(残置物・老朽箇所そのまま)引き渡せる会社が多い
  • 契約不適合責任(引き渡し後に欠陥が見つかった場合の責任)を負わずに済む契約形態を取る会社が多い
  • 内覧対応や近隣への告知が最小限で済み、周囲に知られにくい

買取のデメリット

  • 成約価格は仲介の想定売却価格より低くなりやすい
  • 買主候補が1社(またはその関連会社)に限られるため、価格の妥当性を自分で比較しにくい
  • 会社によって得意な物件・エリアが異なり、査定額に差が出やすい
  • 買取専門でない会社に依頼すると、仲介より対応が事務的になる場合がある

仲介のメリット

  • 市場で買主を募るため、条件次第で買取より高い価格で売れる可能性がある
  • 複数の購入希望者が現れれば、価格や条件を比較できる
  • 不動産会社が売却活動(広告・内覧対応)を代行してくれる

仲介のデメリット

  • 買主が見つかるまでの期間が読みにくく、長期化することがある
  • 内覧対応や近隣への告知が発生し、空き家であることが周囲に伝わりやすい
  • 現況によっては買主が見つかりにくく、値下げが必要になる場合がある
  • 契約不適合責任を問われる可能性があるため、契約内容の確認が必要
あなたの状況 向く方法 理由
老朽化・雨漏りで買い手が付きにくい 買取 現況のまま引き取ってもらえる
県外在住で早く手放したい 買取 短期間で現金化しやすい
家財処分・解体・草刈りの手間をかけたくない 買取 残置物ありの現況買取に対応する会社がある
高知市中心部など立地が良い 仲介 手取りが増える可能性がある

迷ったら両方の試算を取って比較するのが確実です。同じ物件でも想定価格・売却までの期間が大きく違います。依頼のしかたとしては、まず上で紹介した会社から対応エリアの合う会社を選び、同じ物件情報(所在地・築年数・広さ・現況の写真など)を渡して買取査定と仲介査定の両方を依頼するのが基本です。買取は即時買取額、仲介は媒介契約時の査定額と想定売却期間を提示してもらい、金額だけでなく「いつ・どういう状態で引き渡せるか」まで含めて比較すると判断しやすくなります。

空き家買取.comのおすすめは「買取」です

当サイトの結論として、高知県の空き家売却は買取を第一候補にすることをおすすめします。理由は3つあります。第一に、高知県の空き家率は20.3%で全国5位、賃貸・売却用や別荘を除いた「使い道が決まっていない空き家」の率は12.9%で全国2位です。仲介で「待てば買い手が現れる」という前提が成り立ちにくい地域が多いということです。第二に、住宅地の地価は県平均で26年連続の下落が続いており、待っている間に値下がりするリスクが上昇余地を上回りやすいこと。第三に、県の推計人口は令和8年4月に64万人を下回り、1年間で約9,800人減っています。買い手の母数そのものが縮んでいくため、早く動いたほうが選択肢が多く残ります。

例外は高知市中心部です。高知市の住宅地は4年連続で上昇しているため、立地の良い物件は仲介との両にらみで査定を比較する価値があります。逆に郡部・沿岸部の物件ほど、「傷む前に現況のまま買取で手放す」ことが手残りを最大化する現実的な選択になります。

高知県の空き家は「どこにあるか」で売り方が変わる

高知県は東西に長く、県都の高知市と、安芸・幡多といった郡部ではまったく市場の性格が違います。同じ「高知の空き家」でも、エリアによって買い手の顔ぶれも適した売り方も変わります。

エリア 市場の特徴 売却ニーズ 向く売り方
① 高知市 県内で買い手が最も多い。令和8年地価調査の住宅地は37地点・平均+0.2%で4年連続の上昇、商業地も2年連続の上昇。津波浸水リスクのない高台・内陸部の需要が根強い 高 立地良好なら仲介で競わせる。郊外・築古は買取と両にらみで比較
② 物部川・仁淀川エリア(南国市・香南市・土佐市・いの町など) 高知市の通勤圏。南国市は住宅地が2年連続で上昇し、商業地は3年連続の上昇。香南市・須崎市でも上昇地点がある 中 中心部・幹線道路沿いは仲介可。郊外は買取査定も取って比較
③ 安芸・嶺北・高幡エリア(室戸市・香美市・大豊町・須崎市・中土佐町など) 人口減少と高齢化が進み、仲介市場の買い手そのものが少ない。住宅地は高知市以外の平均で△0.7%の下落が継続 低 「売れる今のうちに現況買取」が現実的。空き家バンクとの併用も選択肢
④ 幡多エリア(四万十市・宿毛市・土佐清水市・大月町など) 移住需要が一定あり、四万十市などは空き家バンクで移住者への貸し出しを進めている。一方で県都から遠いため、解体や工事を伴う場合は複数社で見積もりを取って比べておきたいエリア 物件次第 移住向けの空き家バンクと、現況買取の両方を比較する

ポイントは③と④です。「郡部だから売れない」のではなく、売り方と相手を変える。仲介市場では買い手が現れにくい一方、現況買取・遠隔対応の会社なら引き取り手があります。放置して雨漏りや白蟻で傷む前に動くことが、手残りを最大化します。同じ四国で空き家率の高さが課題になっている愛媛県の空き家買取相場や香川県の空き家買取相場の事情も、売り方を考えるうえで参考になります。

「空き家差し上げます 高知」で無償譲渡は本当にお得か

高知県では「空き家差し上げます 高知」「高知県空き家 無料」という検索が増えています。維持費や固定資産税の負担から早く手放したいという気持ちの表れですが、無償譲渡には見落としやすい注意点があります。

まず、譲渡先が見つかるまでは所有者のままで、固定資産税と管理責任(倒壊・落下物による賠償責任を含む)を負い続けます。掲示板やSNSでの募集が長期化するほど、この負担は積み上がります。次に、無償で渡す場合でも売買契約書や登記の移転手続きは必要で、契約不適合責任の扱いを書面で明確にしないままのやり取りはトラブルの元になります。さらに、個人間で無償譲渡すると、受け取る側に贈与税がかかる可能性があり、「無料だから喜ばれる」とは限りません。

「それなら県や市町村に引き取ってもらえないか」と考える方もいますが、高知県は高知県空き家ポータルサイトで「県や市町村では、利用目的のない空き家の寄付は受け付けていません」とはっきり案内しています。県が挙げている選択肢は、売却・賃貸・解体、そして近隣の方などに譲るという方法です。

そして最大の問題は、もらってくれる相手が見つからない物件があることです。老朽化が進んだ家、再建築不可の土地、私道や共有持分が絡む土地、農地は、無償でも引き取り手が現れにくい類型です。これらは「無償譲渡が成立しない物件」で、買取の会社が受け皿になります。買取であれば、譲渡先探しの手間や責任関係の整理を会社側に任せたうえで、査定額次第では対価も得られます。「早く手放したい」というゴールが同じなら、無償譲渡と買取の両方を比較検討する価値があります。

高知の空き家バンクはどこで探せるか

「高知空き家バンク」「高知市空き家バンク」もよく検索される言葉です。空き家バンクは市町村や地域のNPO法人が運営し、売却または賃貸を希望する物件を、利用を希望する人に紹介する制度です。高知県は高知県空き家ポータルサイトで市町村別の一覧を公開しており、制度の有無や内容は市町村ごとに異なるため、まず物件のある市町村に問い合わせる流れになります。

具体例として、四万十市空き家バンクは市内の空き家の活用と移住促進を目的に運営されており、登録や利用に費用はかかりません。移住支援の空き家に入居を希望する人は先に「移住支援登録」と面談が必要で、契約は入居希望者と所有者の個人契約、敷金は家賃2か月分(ペットを飼う場合は3か月分)、連帯保証人1名と印鑑証明書が必要とされています。物件は現状で引き渡し、引き渡し後の修理・改修は借主負担です。

空き家バンクは登録が無料で、移住希望者に直接届くのが強みです。一方で、買い手や借り手が現れるまでの期間は読めず、その間の管理と固定資産税は所有者の負担です。空き家バンクに登録しつつ、並行して買取査定も取っておくと、「いつまでに手放せるか」の見通しが立ちます。

こんな不動産会社は選ばないほうがいい【高知版】

  1. 「高知県全域対応」なのに、実際の商圏が高知市近郊だけの会社 — 幡多・安芸エリアの物件で査定を頼むと現地に来ない・来られない。物件所在地での売却実績を具体的に聞くこと
  2. 空き家率の高さを説明しない会社 — 高知県の空き家率は20.3%で全国5位です(出典: 高知県 令和5年住宅・土地統計調査)。「近隣に同じような売り物件がどれだけあるか」に触れない査定は、売れるまでの期間を見誤らせます
  3. 相場より不自然に高い査定額を出す会社(高預かり) — 高値で専任媒介を取り、売れずに値下げを迫るパターン。県平均の住宅地の地価は26年連続で下落しており、待っている間の値下がりリスクは売主が負います
  4. 解体補助金の話をせずに「解体してから売りましょう」とだけ言う会社 — 高知市・南国市・土佐市などに除却の補助制度があります。補助金・住宅用地特例の解除・現況買取の選択肢を説明せずに解体を勧めるのは、売主の手残りを考えていません
  5. 免許番号を自分で確かめないまま契約を進めること — 宅地建物取引業の免許番号が公式サイトに載っていない会社もあります。その場合は契約前に免許証の提示を受けるか、国土交通省の宅地建物取引業者検索で番号と有効期間を確認してください
  6. 県や市町村の無料相談窓口に触れない会社 — 高知県は無料の高知県空き家相談窓口を設けています。比較材料を並べてくれる会社のほうが信頼できます
  7. 残置物・草刈り・解体の費用負担を曖昧にする会社 — 費用をどちらが負担するかで手残りが数十万円変わります。「買取価格」ではなく「手元に残る額」で見積もりをもらいましょう

高知県の空き家は今どうなっているか【データで3分】

会社選びの背景として、高知県の市場を3つの数字で押さえておきましょう。

① 空き家7万8,700戸・空き家率20.3%(全国5位) — 高知県「令和5年住宅・土地統計調査(確報集計) 結果の概要」では、県内の空き家は78,700戸で前回調査から5.5%(4,100戸)増え、総住宅数388,100戸に占める空き家率は20.3%(前回比+1.2ポイント)で全国5位です。さらに、賃貸・売却用や別荘などを除いた「使い道が決まっていない空き家」は50,100戸(空き家全体の63.7%)で、その率12.9%は全国2位。うち45,800戸が一戸建てで、相続後に誰も住まない家がそのまま残っている状況がうかがえます(出典: 高知県 令和5年住宅・土地統計調査 / 総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査 調査の結果)。

② 住宅地の地価は県平均で26年連続下落、ただし高知市は4年連続上昇 — 令和8年高知県地価調査(価格時点2026年7月1日)では、住宅地の平均価格は31,900円/㎡で対前年平均変動率は0.5%減(平成13年以降26年連続の下落)、商業地は70,600円/㎡で0.6%減、全用途は42,900円/㎡で0.5%減でした。一方で高知市の住宅地(37地点)は平均+0.2%で4年連続の上昇、高知市以外(124地点)は△0.7%と下落が続いています(出典: 高知県の地価調査(令和8年版))。「高知の空き家だから価格ゼロ」ではなく、高知市中心部と郡部で戦略を分けて考える必要があります。

③ 推計人口は64万人を下回り、1年で約9,800人減 — 高知県の推計人口は令和8年4月1日現在で638,338人となり64万人を下回りました。令和8年8月1日現在では636,316人で、前年同月から9,803人の減少です(出典: 高知県推計人口)。県自身が地価の下落基調の背景として、人口減少や少子高齢化に伴う土地需要の低下を挙げています。「親が施設に入った」「相続したが県外に住んでいる」という空き家は、これから増えていく見通しです。

空き家率の高さという点では、同じ四国の愛媛県の空き家買取相場の市場の見方も参考になります。

放置のタイムリミットは「勧告→翌年1月1日」

空き家放置のリスクには明確な時間軸があります。

  1. 草木の繁茂や破損を放置した空き家は、市町村の調査により「管理不全空家」または「特定空家」に認定される
  2. 認定後、改善が見られないと市町村から勧告を受ける
  3. 勧告を受けたまま翌年1月1日を迎えると住宅用地特例(住宅が建っている土地の固定資産税を安くしてくれる仕組み)が解除され、土地の固定資産税が最大6倍になる
放置 草木・破損そのまま 認定 管理不全空家・特定空家 勧告 市町村から改善の要求 翌年1月1日 土地の税金が最大6倍 勧告を受けたまま年をまたぐと、住宅用地特例が外れます

図: 空き家を放置したときに固定資産税が上がるまでの流れ

「管理不全空家等」は、令和5年12月13日に施行された改正法で新設された区分です(出典: 国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法 関連情報)。高知県内では南海トラフ地震を見据えた対策が進んでおり、南国市は「老朽木造住宅の防火性の低さや津波による流出」を理由に除却補助を実施し、土佐市も「災害発生時に避難路や近隣住人の安全を確保することを目的として」避難路沿いの老朽空き家の除却を補助しています(出典: 南国市 老朽住宅除却事業費補助金 / 土佐市 老朽化した空き家住宅の解体に補助金が出ます)。避難路の沿道にある老朽空き家への行政の目は、年々厳しくなる傾向にあります。

高知県で使える空き家の補助金【2026年度】

高知県内では、市町村ごとに老朽化した空き家の解体(除却)費用の補助が用意されています。補助率・上限額・受付期間・所得の要件は自治体ごとにばらつきが大きく、受付終了や件数制限で使えないケースも珍しくありません。ここでは公式ページで内容を確認できた制度を紹介します。

【解体(除却)の補助】

自治体 制度名 補助率 上限額 2026年度 受付状況
南国市 老朽住宅除却事業費補助金 除却工事費の80%、または1㎡当り限度額×床面積の80%のいずれか少ない額 92万5,000円 募集は20棟程度+延長分5棟程度。申請は令和8年5月19日〜6月30日、延長分は7月1日8時30分から予算上限に達するまで先着順
土佐市 老朽住宅等除却費補助金 除却工事費×0.8、または国土交通省が定める限度額×延床面積×0.8のいずれか少ない額 100万円 受付は令和8年4月21日〜12月28日。申請状況により早期に終了する可能性あり
高知市 木造住宅除却費補助金/老朽住宅除却費補助金 建築指導課へお問い合わせください 建築指導課へお問い合わせください 古くなった木造住宅の解体、倒壊の危険性のある空き家の解体のそれぞれに補助制度あり。担当は都市建設部建築指導課(088-823-9470)

(出典: 南国市 / 土佐市 / 高知市、いずれも2026-09-22確認)

南国市・土佐市の補助は「老朽度100点」が入口

南国市・土佐市はいずれも、住宅の老朽度の測定基準による評点が100点以上であることを条件にしています。どちらも申請前に市の職員が現地で確認する仕組みで、南国市は外観目視の事前調査のために「老朽住宅事前調査申請書」の提出を求めています。南国市は草木が繁茂していると老朽度の判定ができない場合があるとして、事前調査までの草刈りを依頼しています。

対象は南国市が昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅(空き家)で、住宅として使われていたことを確認するため台所・トイレ・浴室が現存していることが条件です(倉庫のみ・納屋のみは対象外)。土佐市は「土佐市全域の避難路等の沿道」または「住宅等が立ち並ぶ地域」に位置する老朽空き家住宅が対象です。

補助の対象になるのは除却工事(解体・運搬・処分)の費用だけで、南国市は家財・門・塀・立木の処分費、土佐市は残置物処分費と外構撤去費が対象外です。家財の片付け費用は自分で負担する前提で見積もりを立ててください。なお、どちらの市も補助金を市から解体事業者へ直接支払う「代理受領」に対応しているため、いったん全額を立て替える必要はありません。

申請前に必ず確認する「4つの落とし穴」

  1. 先着順・予算上限・件数制限: 南国市は延長分が先着順で、予算上限に達した時点で受付終了です。土佐市も申請状況により早期終了の可能性があると明記しています。年度の早い時期に動くほど有利です
  2. 税の滞納がないこと: 南国市は南国市税および高知県税、土佐市は高知県税および土佐市税を滞納していないことが条件です
  3. 工事業者の要件: 土佐市は建設業法の許可を受けた建設業者、または解体工事業の登録を受けた業者への発注が必要です。知り合いの職人に頼む形では対象外になることがあります
  4. 着工前の相談・申請が必須: どちらの市も事前に職員の現地確認があります。見積もり→相談→申請→交付決定→契約・着工の順を守ってください

なお、解体して売るか・現況のまま買取に出すかは、解体の実負担額(費用−補助金)と固定資産税の増加、売却までの時間を合算して比較する必要があります。例えば、上限いっぱいの補助が出ても自己負担が100万円残るなら、その100万円を回収できる価格で土地が売れるかが判断の分かれ目です(金額はあくまで一例です)。解体費用は建物の構造・規模・立地や搬出のしやすさで大きく変わるため、複数の解体業者から見積もりを取って比較してください。受付終了・件数上限に到達した場合は、現況のまま買取のほうが手残りが多くなるケースもあります。

自治体の相談窓口・空き家バンク

「高知県の空き家対策はどこでできるのか」という疑問には、まず県の無料窓口が答えになります。補助制度の適用可否や、売る前の管理・活用の相談は、県と市町村の窓口で受け付けています。

窓口 内容
高知県空き家相談窓口 県が設けた空き家の無料相談窓口。電話088-803-6511、月曜〜金曜の10時〜17時(祝日・年末年始を除く)。改修・売買・相続・登記まで幅広く相談に応じ、内容に応じて専門団体への取次ぎ・紹介を行う。相談料は無料(通話料は相談者負担)
高知県空き家ポータルサイト 高知県が運営する空き家対策の総合窓口。情報の整理、処分する際の目安となる価格、AIチャットでの相談、市町村の空き家担当窓口や専門家への案内まで用意。「空き家のトリセツ(取扱説明書)」「わが家の思い出ノート」も公開。市町村別の空き家バンク一覧もここから辿れる
高知県空き家活用専門家グループ 空き家の活用に関する技術的・専門的な支援を行う事業者・専門家で構成するグループの登録制度。安芸・物部川・高知市・嶺北・仁淀川・高幡・幡多の7エリア別に登録されている
高知県宅地建物取引業協会 空き家無料相談 県内の8割の業者が加盟する業界団体の無料相談。物件の状況に合わせて不動産業の専門家を選んで紹介するとしており、対応エリアは高知県全域。空き家を売却するのページでは、そのまま売る・リフォームして売る・解体して土地だけ売るという3つの方法を解説している
高知市 住宅・空き家・ブロック塀に関する補助 市の建築指導課(088-823-9470)が、木造住宅除却費補助金・老朽住宅除却費補助金・住宅の耐震改修補助金・木造住宅の耐震診断士派遣(無料)などの相談を受付
南国市 住宅課 老朽住宅除却事業費補助金の担当課。住宅等耐震改修費補助金、ブロック塀の撤去補助も同課が扱う
四万十市空き家バンク 市内の空き家の活用と移住促進を目的とした制度。登録・利用は無料。移住支援空き家の紹介には「移住支援登録」と面談が必要

なお、「空き家対策チーム」という名前で探している方もいますが、これは高知県土木部住宅課に置かれた担当(電話088-823-9858)です。制度の相談は上記の空き家相談窓口、個別の物件の売却は不動産会社、という使い分けが基本になります。

高知県の空き家を売却する流れ【5ステップ】

  1. 相続登記・名義の確認 — 相続登記は2024年4月から義務化。過去相続分も2027年3月31日が期限で、正当な理由なく放置すると10万円以下の過料の対象となる場合があります(出典: 法務省 相続登記の申請義務化。相続を知った日から3年以内の申請が必要)。まずは法務局で登記事項証明書を取得し、名義が誰になっているかを確認します。名義が祖父母のままでも、戸籍謄本等で相続人を確定させたうえで司法書士と連携して整理できます。相続人が複数いる場合は、誰が売却手続きを進めるかを決めておくと後の工程がスムーズです
  2. 査定依頼 — 買取と仲介の両方で見積もりを取り比較します。この段階で用意しておくとスムーズなのは、登記事項証明書(または権利証・登記識別情報)、固定資産税納税通知書(評価額の把握用)、建物の間取りがわかる図面(あれば)、現況がわかる写真です。所要期間は会社・査定方法(訪問査定か机上査定か)により異なります
  3. 業者選び・契約 — 上で紹介した会社のなかで、物件の所在市町村が対応エリアに入っているかを確認したうえで、査定額・条件を比較して依頼先を決めます。契約時には本人確認書類(運転免許証等)と実印・印鑑証明書が必要になるのが一般的です。契約形態(買取なら売買契約、仲介なら媒介契約)の内容は事前に確認してください
  4. 決済・引き渡し — 契約内容に沿って代金決済と物件の引き渡しを行います。引き渡し時には登記識別情報(権利証)・実印・印鑑証明書・本人確認書類が必要になるのが一般的です。会社によっては家財が残ったままの現況引き渡しに対応しているため、残置物の扱いは契約前に確認しておきます
  5. 売却後の税務 — 要件を満たせば3,000万円特別控除(2027年12月31日まで)が使える場合があります(出典: 国税庁 No.3306 被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例。昭和56年5月31日以前に建築された家屋が対象で、相続人が3人以上の場合の控除額は2,000万円)。適用には市町村発行の「被相続人居住用家屋等確認書」が必要で、交付に時間がかかることがあるため早めに準備してください。控除の適用可否・確定申告の要否は個別の事情により異なるため、税理士・税務署に確認することをおすすめします

県外在住の方でも、郵送でのやり取りやオンライン面談に対応する会社があります。現地に行けない場合は、契約前に対応可否と手順を依頼先に確認してください。

よくある質問(FAQ)

高知県の空き家対策はどこでできますか?

県が設けた高知県空き家相談窓口(088-803-6511・月〜金10時〜17時・無料)が入口です。改修・売買・相続・登記の相談に応じ、内容に応じて専門団体へ取次ぎをしてくれます。制度や市町村の窓口を調べるなら高知県空き家ポータルサイト、売却の相談なら不動産会社、という使い分けになります。

高知県空き家対策チームはどこにありますか?

高知県土木部住宅課に置かれた担当で、電話は088-823-9858です(出典: 「高知県空き家相談窓口」の開設について)。空き家についての一般的な相談は、同じ住宅課が所管する高知県空き家相談窓口(088-803-6511)が受け付けています。

高知県の空き家率は?

高知県「令和5年住宅・土地統計調査(確報集計) 結果の概要」によると20.3%で、全国5位です。空き家数は78,700戸、総住宅数は388,100戸です(市場データのセクション)。

高知県は空き家が多い県ですか?

多い県です。空き家率20.3%は全国5位、賃貸・売却用や別荘を除いた「使い道が決まっていない空き家」の率12.9%は全国2位です。空き家数は前回調査から5.5%(4,100戸)増えており、増加傾向が続いています。

高知県の空き家活用専門家グループはどこですか?

高知県が設けている登録制度で、空き家の活用に関する技術的・専門的な支援を行う事業者・専門家で構成されています。安芸・物部川・高知市・嶺北・仁淀川・高幡・幡多の7エリア別に登録されており、一覧は高知県空き家ポータルサイトから確認できます。

高知県の空き家対策課はどこですか?

「空き家対策課」という名称の課はなく、県の担当は土木部住宅課です。同課に空き家対策チーム(088-823-9858)が置かれ、無料の高知県空き家相談窓口(088-803-6511)も同課が案内しています。

高知市で空き家の相談窓口はどこですか?

解体や耐震の補助制度については、高知市都市建設部建築指導課(088-823-9470)が窓口です(出典: 高知市 住宅・空き家・ブロック塀に関する補助)。相続や売却の進め方を含めて相談したい場合は、県の空き家相談窓口や高知県宅地建物取引業協会の空き家無料相談も利用できます。

高知県の空き家の解体補助金はいくらですか?

市町村によって異なります。公式ページで金額まで確認できるのは、南国市の老朽住宅除却事業費補助金(除却工事費の80%・上限92万5,000円)と、土佐市の老朽住宅等除却費補助金(除却工事費×0.8・上限100万円)です。高知市にも木造住宅除却費補助金・老朽住宅除却費補助金がありますので、金額や要件は市の建築指導課でご確認ください(補助金セクション)。

高知の空き家バンクはどこで探せますか?

空き家バンクは市町村や地域のNPO法人が運営しています。高知県は高知県空き家ポータルサイトで市町村別の一覧を公開しているので、そこから物件のある市町村の制度を確認するのが早いです。例えば四万十市空き家バンクは登録・利用が無料で、移住支援の空き家は事前の移住支援登録と面談が必要です。

高知県の空き家を県や市町村に寄付できますか?

できません。高知県は高知県空き家ポータルサイトで「県や市町村では、利用目的のない空き家の寄付は受け付けていません」と案内しています。県が挙げている選択肢は売却・賃貸・解体、および近隣の方などに譲る方法です。無償譲渡を考えている場合は、買取査定と並べて比較することをおすすめします。

高知県の空き家はいくらで売れますか?

立地と築年数次第です。令和8年の高知県地価調査では住宅地の平均価格が31,900円/㎡ですが、高知市中心部と郡部では差が大きく、高知市の住宅地は4年連続で上昇、高知市以外は△0.7%と下落が続いています。まずは無料査定で個別にご確認ください。

県外に住んでいても高知の実家を売却できますか?

可能です。住所だけで査定を受け付ける会社や、立会い不要・オンライン面談に対応する会社があります。査定〜契約〜決済までの段取りは会社によって異なるため、事前にご確認ください。

相続登記が済んでいない空き家でも売れますか?

売却には登記が必要です。過去に相続した分の登記の期限は2027年3月末で、司法書士と連携して対応する会社もあります。まずは法務局で登記事項証明書を取り、名義を確認してください。

買取と仲介はどちらが良いですか?

速さ・確実性なら買取、価格なら仲介が一般的です。高知県は空き家率が高く買い手が限られる地域が多いため、老朽化した空き家では買取が選ばれやすい傾向があります(判断基準の表)。

まとめ|比較して、放置だけは避ける

高知県の空き家は78,700戸・空き家率20.3%で全国5位、使い道が決まっていない空き家の率は全国2位です。住宅地の地価は県平均で26年連続の下落、推計人口も64万人を下回りました。「待てば高く売れる」が成立しにくい市場だと言えます。

だからこそ、やることは2つだけです。対応エリアの合う会社を選んで、買取と仲介の両方の査定を取ること。そして、解体補助金・空き家バンク・無償譲渡も含めて、手残り額で比べること。南国市・土佐市のように解体費の8割を補助する市もありますが、家財の処分費は対象外で先着順の枠もあります。使える制度は物件のある市町村の窓口で確認してください。

放置している間も固定資産税はかかり、勧告を受けたまま翌年1月1日を迎えれば住宅用地特例が外れて土地の固定資産税は最大6倍になります。どこに相談すればよいか迷ったら、まず高知県空き家相談窓口(088-803-6511・無料)で県・市町村の相談先を確認し、並行して買取査定を取って金額の目安をつかむところから始めてください。