本記事について

当メディア運営会社のサービスを含め、各社の対応エリア、買取対象物件、サービスの特徴などを紹介しています。

なお、掲載順は各社の優劣を示すランキングではありません。

「和歌山市の実家を相続したけれど、大阪や東京から通って片づける時間がない」「白浜町の別荘が何年も空いたままで、固定資産税だけを払い続けている」——和歌山県の空き家所有者からは、こうした相談がよく寄せられます。和歌山県の空き家率は21.2%(約10万5,000戸)で全国2位。全国平均13.8%を大きく上回り、県も「危機感がある」として対策を進めている状況です(出典: 和歌山県 地域振興課)。

しかも、県内の事情は市町ごとに大きく違います。白浜町の空き家率は43.21%と県内最高、かつらぎ町は「放置されている空き家」の比率が県内最高。一方で岩出市は10.99%と低く、地価も2年連続で上昇しています。「和歌山県の空き家」とひとくくりにできないのが実情です。

会社選びに必要な情報(対応エリア・免許番号・得意分野)を最初にまとめました。相場や補助金の解説は後半にあります。

和歌山県の空き家買取におすすめの不動産会社8選

和歌山県内で、公式サイトで自社による直接買取を明記している不動産会社を8社ご紹介します。株式会社Triikuを最初に、続けて各社の特徴を紹介します。(掲載会社の考え方は掲載会社についてをご覧ください)。

掲載順 会社名 Google評価 総合スコア
1 株式会社Triiku 4.90 4.57
2 センチュリー21マトバックス(株式会社マトバックス) 5.00 4.60
3 さくら不動産販売株式会社 口コミなし 4.23
4 新家住宅株式会社 口コミなし 4.23
5 株式会社フェリス 口コミなし 4.23
6 コメダ不動産株式会社 3.80 4.01
7 サトウホーム株式会社 3.70 3.98
8 株式会社Limit 口コミなし 3.98

※この掲載順はおすすめ順位ではなく、評価の優劣を示すものではありません。

掲載会社について

ここで紹介しているのは、公式サイトで自社による直接買取を明記している会社です。仲介のみを行う会社は掲載していません。Google口コミの評価や、会社情報の開示状況(宅建業免許番号・所在地・電話番号・買取実績)などの公開情報をもとに、2026年9月時点の内容をまとめています。掲載順は紹介の順番であり、各社の優劣や順位を示すものではありません。買取の可否や金額を保証するものでもありません。表の総合スコアは、Google口コミの評価と件数(ベイズ平均)に、会社情報の開示状況(宅建業免許番号・所在地・電話番号・買取実績)を加味して算出した参考値です。掲載順はスコア順ではありません。

各社の詳細

1. 株式会社Triiku

空き家・相続物件の直接買取専門 全国対応(山間部の買取実績あり) 残置物ありの現況買取

株式会社Triiku 公式サイト
(出典: 株式会社Triiku公式サイト)

仲介ではなく直接買取に特化した会社です。空き家買取ページに「Triikuが行うのは、"仲介"ではなく、"空き家の直接買取"です」と明記し、全国対応・平均1ヶ月で着金を掲げています。

家具・家電・荷物が残っている状態でも現状のまま買取に対応するとしており、「倒壊寸前の建物でもご相談可能」「地方・山間部の物件でも対応しており、山間部の買取実績もございます」と案内しています。相談は電話・オンライン中心でも進められるとしています。

紀北から紀南まで距離のある和歌山県で、県外に住んでいて現地に通えない相続人に向いた進め方です。ただし物件の状態により引き受けできない場合や、費用負担が生じる場合があるとしています。

項目 内容
電話番号 03-6845-0996(10:00〜19:00・年中無休)
宅建免許番号 東京都知事(01)第111976号
対応エリア 全国対応
得意分野 空き家・訳あり物件の直接買取(残置物あり・未登記・山間部も相談可)

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こんな売主におすすめ

  • 県外に住んでいて、和歌山県内の実家に通えない方
  • 家財や仏壇が残ったままで、片づけから手が回らない方
  • かつらぎ町・田辺市・新宮市のように放置期間が長引きやすい地域の老朽物件を持つ方
  • 未登記・再建築不可など権利関係が複雑な物件を持つ方

注意点

  • 直接買取が主軸の会社です(仲介を希望する場合は買取・仲介の両面から提案するとしています)
  • 物件の状態によっては引き受けできない場合や、費用を負担する場合があるとしています
  • 累計の取引件数は公式サイトに記載がありません

Google口コミ

「他社では売却が難しいと言われた築60年の空き家でしたが、トリイクさんに相談して大正解でした。…相続をして何から手をつけていいか分からない状況でしたが、担当の方が迅速にサポートしてくださり、相談してから1ヶ月足らずで売却ができました。」

「地元の不動産屋では扱えないと言われた物件(築50年以上、特殊清掃が必要、土砂災害警戒区域)を、売却できて助かりました。清掃、不要物撤去、修繕の業務委託費用も他社より安く設定して頂き、負担が少なくて済みました。」

(出典: 空き家買取ページ、Googleマップ 2026年9月時点)

2. センチュリー21マトバックス(株式会社マトバックス)

取扱業務に「買取」を明記 岩出市・紀の川エリアの地場業者 売買仲介と買取の両方に対応

センチュリー21マトバックス(株式会社マトバックス) 公式サイト
(出典: センチュリー21マトバックス(株式会社マトバックス)公式サイト)

岩出市金池に店舗を構える、センチュリー21加盟の地場業者です(運営会社は株式会社マトバックス)。店舗ページの取扱業務欄に「売買仲介」と「買取」の両方が業務として明記されています。

店代表者は的場智博氏、会社設立は2018年5月。(公社)全日本不動産協会・(公社)近畿地区不動産公正取引協議会に加盟しています。「小さな会社の強みを最大限に活かして目の前のお客様と向き合い誠実な対応を心がけております。定休日、営業時間を定めていますが事前に連絡頂ければ対応致します」と案内しており、土日や時間外の相談にも事前連絡で対応する姿勢を示しています。

岩出市・紀の川市は県内でも空き家率が低く(岩出市10.99%・紀の川市16.50%)、住宅需要が比較的残っているエリアです。この地域の空き家・中古戸建てを地元で売りたい方に向いています。

項目 内容
電話番号 0736-79-4200
宅建免許番号 和歌山県知事(2)第3873号
対応エリア 岩出市金池に店舗(阪和線「紀伊駅」バス7分)
得意分野 売買仲介・買取(中古一戸建て・新築一戸建ての取り扱いが中心)

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こんな売主におすすめ

  • 岩出市・紀の川市・和歌山市北部に空き家や中古戸建てがあり、地元の会社に相談したい方
  • 相続したアパートなど、居住用以外の物件も含めて相談したい方
  • 平日の日中に動けず、時間外や土日の相談を希望する方
  • 買取と仲介の両方の見積もりを、同じ会社で比べたい方

注意点

  • 買取の累計件数は公式の店舗ページに記載がありません
  • 買取専門店ではなく仲介も手がける会社のため、どちらの提案になるかは物件次第です
  • 対応エリアの範囲は店舗ページに明示がないため、問い合わせ時に確認してください

Google口コミ

「親から相続したアパート2棟の売却にあたり、マトバックス様には大変お世話になりました。迅速かつ丁寧な対応のおかげで1年以内に無事完了できました。親が大切にしてきたアパートを次の買主様へきちんとお渡しすることができ、心からほっとしております。温かいサポートに感謝いたします。」

「和歌山県内で中古一軒家を購入しましたが購入前も丁寧な説明がありしっかり納得して購入する事が出来ました。とても誠実で信頼できるお店です。」

(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026年9月時点)

3. さくら不動産販売株式会社

「不動産買取致します」と明記 田辺市の地場業者 農地・別荘・リゾートマンションも買取対象

さくら不動産販売株式会社 公式サイト
(出典: さくら不動産販売株式会社公式サイト)

田辺市あけぼのに事務所を置く地場業者です。公式サイトに「不動産買取致します!!」と掲げ、業種欄の先頭にも「不動産買取」を挙げています。

買取の対象として宅地・戸建・分譲マンション・一棟マンション・農地・リゾートマンション・別荘を明記しており、白浜町の別荘や紀南の農地つき空き家といった、扱える会社が限られやすい物件にも触れています。土・日・祝日も営業(9:00〜18:00、水曜と第1・第3火曜は休業)しています。

田辺市は空き家率24.33%・空き家数9,970戸と県内でも空き家の多い市で、住宅地の平均地価は63,100円/㎡と県内で最も高い水準です(後述)。この地域の物件を地元で相談したい方に向いています。

項目 内容
電話番号 0739-26-1233
宅建免許番号 和歌山県知事免許(3)第3643号
対応エリア 田辺市あけぼの(JR紀勢本線・紀伊田辺駅徒歩20分)に事務所
得意分野 不動産買取(宅地・戸建・マンション・農地・リゾートマンション・別荘)、売買仲介

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こんな売主におすすめ

  • 田辺市・紀南エリアの空き家や中古住宅を手放したい方
  • 白浜町などの別荘・リゾートマンションを相続した方
  • 農地つきの実家など、扱える会社が限られやすい物件を持つ方
  • 平日に動けず、土日祝の相談を希望する方

注意点

  • 買取の累計件数や買取価格の目安は公式サイトに記載がありません
  • 対応エリアの明示がないため、紀北(和歌山市・岩出市方面)の物件は事前に相談してください
  • 水曜と第1・第3火曜は休業です

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(出典: 公式サイト、Googleマップ 2026年9月時点)

4. 新家住宅株式会社

「自社が直接買取り」と明記 事業内容に買取を明記 リフォーム・解体まで自社対応

新家住宅株式会社 公式サイト
(出典: 新家住宅株式会社公式サイト)

和歌山市梶取(南海本線「紀の川」駅から徒歩11分)の会社です。買取ページに「当社がお客様の不動産を直接買取りしますので」「不動産買取は、当社が直接不動産を購入する方法です」と明記し、事業内容欄にも「不動産の売買仲介・買取・土地開発」を業務として挙げています。

創業は2001年11月。宅建業のほかに建設業許可(和歌山県知事許可(般-8)第17945号)と2級建築士事務所登録を持ち、リフォーム・増改築・外構・クリーニング・白蟻駆除まで自社で手がけます。店舗情報の特徴欄には「戸建買取」「マンション買取」「土地買取」が並び、駅までの車送迎や19時以降の接客にも対応しています。

対応エリアは「和歌山、大阪府南部」。保有資格には宅地建物取引士・2級建築士・ファイナンシャルプランナー・任意売却取扱主任者などが挙げられています。傷んだ家をどう処理すべきか判断に迷う場合に相談しやすい体制です。

項目 内容
電話番号 073-480-5115(10:00〜19:00・お盆と年末年始休業)
宅建免許番号 和歌山県知事(5)第3371号
対応エリア 和歌山県全域・大阪府南部
得意分野 戸建・マンション・土地の買取、売買仲介、リフォーム・増改築の設計施工

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こんな売主におすすめ

  • 和歌山市・海南市など紀北の空き家を手放したい方
  • 「直したほうが高く売れるのか、そのまま買い取ってもらうべきか」を一度に相談したい方
  • 大阪府南部に住みながら和歌山の実家を売りたい方
  • 住宅ローンの残債や任意売却がからむ売却を相談したい方

注意点

  • 買取の累計件数は公式サイトに記載がありません(買取事例の掲載はあります)
  • 従業員数2名の会社のため、繁忙期は日程調整に余裕を持たせてください
  • 紀南(田辺市・新宮市方面)の物件は対応可否を事前に確認してください

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(出典: 不動産買取ページ・会社概要、Googleマップ 2026年9月時点)

5. 株式会社フェリス

「自社が直接買主となります」と明記 紀北4市に対応 収益物件の買取にも対応

株式会社フェリス 公式サイト
(出典: 株式会社フェリス公式サイト)

有田郡有田川町の会社で、買取ページに「宅建業者である当社が直接買主となりますので、安心してお取引いただけます」「当社が買主となり、お客様の不動産を直接買取いたします」と明記しています。

対応エリアは和歌山紀北エリア(和歌山市・岩出市・紀の川市・海南市)。「基本現状にて買い取らせていただきます。築古物件でも、補修を行う必要はございません」「売却していただいた物件を自社施工でリフォームを施し、賃貸・再販するため高値買取が可能です」として、戸建・収益物件・土地を対象に挙げています。

「相続した収益物件を手放したい」「実家じまいを検討している」「親族の家屋が空き家になって困っている」「売却に手間や時間をかけたくない」といった相談を受けているとし、契約不適合責任の免責(引き渡し後に不具合が見つかっても売主が責任を問われない扱い)にも触れています。

項目 内容
電話番号 073-483-8639
宅建免許番号 和歌山県 (01)第004022号
対応エリア 和歌山市・岩出市・紀の川市・海南市(紀北エリア)
得意分野 戸建・土地・収益物件(マンション・アパート・長屋)の直接買取

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こんな売主におすすめ

  • 和歌山市・岩出市・紀の川市・海南市の空き家を現況のまま手放したい方
  • 相続したアパート・長屋などの収益物件を整理したい方
  • 引き渡し後の責任(契約不適合責任)を負いたくない方
  • リフォームや補修をせずに売りたい方

注意点

  • 買取の累計件数は公式サイトに記載がありません
  • 対象は戸建・収益物件・土地とされており、それ以外の種別は事前に相談が必要です
  • 紀南(田辺市・新宮市方面)は対応エリアの記載がありません

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(出典: 不動産買取ページ、Googleマップ 2026年9月時点)

6. コメダ不動産株式会社

「直接不動産を購入」と明記 相続・空き家相談の専用窓口 最短約2週間での現金化

コメダ不動産株式会社 公式サイト
(出典: コメダ不動産株式会社公式サイト)

和歌山市中之島の会社です。売却ページの買取の説明に「コメダ不動産株式会社が直接不動産を購入させていただきます」と明記しています。

「物件調査後、買取価格提示させて頂きます。ご納得いただけましたら売買契約の後、お引渡しとなります。最短約2週間での現金化が可能です」とし、「建物内にある家財の撤去不要。建物解体不要」「不必要なお荷物は全てそのままの状態でお引渡し頂けます」と案内しています。公式サイトには相続・空き家相談の専用ページがあり、個室を備えているとしています。

仲介についても「相場に近い金額で売れやすい」として仲介手数料の上限や司法書士費用・印紙代などの諸経費を一覧で説明しており、買取と仲介を並べて比較しやすい構成になっています。荷物撤去・解体・測量は提携業者を紹介するとしています。

項目 内容
電話番号 073-427-1233(10:00〜19:00・水曜定休)
宅建免許番号 和歌山県知事免許(1)第4008号
対応エリア 和歌山市中之島に事務所(和歌山市を中心とした地域密着)
得意分野 直接買取(家財・解体そのままで可)、相続・空き家相談、売買仲介

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こんな売主におすすめ

  • 和歌山市の空き家を早く現金化したい方
  • 家財や荷物が残ったまま引き渡したい方
  • 相続の相談から売却までを一つの窓口で進めたい方
  • 買取と仲介の費用の違いを説明してほしい方

注意点

  • 買取の累計件数は公式サイトに記載がありません
  • 荷物撤去・解体・測量は提携業者の紹介となり、費用は別途見積もりです
  • 対応エリアは和歌山市中心のため、紀中・紀南の物件は事前に確認してください

Google口コミ

「コメダ不動産に中古物件を紹介頂き、本日無事に引渡しでした。…わからないことや希望条件など親切丁寧に対応していただき本当にお世話になりありがとうございました。」

「すごく柔軟に取引に寄り添ってくれる、頼りになる方です。」

(出典: 売りたい方へ・会社情報、Googleマップ 2026年9月時点)

7. サトウホーム株式会社

「直接あなたの物件を買取ります」と明記 紀北4市が対応エリア 農地・店舗・アパートも対象

サトウホーム株式会社 公式サイト
(出典: サトウホーム株式会社公式サイト)

和歌山市神前の会社です(前身の「サトウホーム」は1997年4月創業、法人設立は2014年7月)。買取の説明に「不動産会社自身が直接あなたの物件を買取ります」「直接買取りますので、仲介手数料(400万円以上の売買=売買金額の3%+6万円に消費税)が不要になります」と明記しています。

「当社では、和歌山市、海南市、岩出市、紀の川市の不動産を中心に(土地、一戸建、マンション、農地、店舗、アパート)の買取りを行っています」として対応エリアと物件種別を具体的に示しています。「無料査定も最短即日から行っております」とし、買取の種類として「市場に売物件として出さずに買取ります」「市場に媒介により売物件として売りに出し、期間を決めて売れなかったら買取ります」の2通りを説明しています。

「建物が損傷し、不要品も多数残っている」「遠方からなので手間を掛けずに売りたい」「売りに出しているがなかなか売れない」「家をあまり人に見られたくない」といった相談を挙げており、売れ残りからの切り替えにも対応する構えです。

項目 内容
電話番号 073-472-2000
宅建免許番号 和歌山県知事(3)第3751号
対応エリア 和歌山市・海南市・岩出市・紀の川市
得意分野 土地・一戸建・マンション・農地・店舗・アパートの買取、売買仲介

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こんな売主におすすめ

  • 和歌山市・海南市・岩出市・紀の川市の空き家を売りたい方
  • 農地や店舗・アパートなど住宅以外の物件も含めて相談したい方
  • 仲介に出しているが売れず、買取へ切り替えたい方
  • まずは買取価格だけ知りたい方(無料査定は最短即日から)

注意点

  • 買取の累計件数は公式サイトに記載がありません
  • 「物件の地域によって買取りが出来ない事もあります」と案内があるため、対象かどうかは査定で確認が必要です
  • 免許番号はページによって表記が異なります。会社概要の記載(和歌山県知事(3)第3751号)を採用しています

Google口コミ

「不動産の相続につきましても気安く相談して頂き、とても参考になりました。有難う御座いました。」

「とても親身に相談に乗っていただきました。ありがとうございました。」

(出典: 物件買取ページ・会社概要、Googleマップ 2026年9月時点)

8. 株式会社Limit

事業内容に「買取り」を明記 空き家の維持管理から売却まで 和歌山市北野・JR紀伊駅前

株式会社Limit 公式サイト
(出典: 株式会社Limit公式サイト)

和歌山市北野の会社で、「不動産の維持管理・改良転用・資金化」を掲げています。サービス欄は「Limit 空き家空地管理」「Limit リフォーム」「Limit 不動産」の三部門に分かれ、「Limit 不動産」の資金化に「売買仲介・買取り」が業務として挙げられています。

「Limit 空き家空地管理」では植木の剪定・定期管理・清掃を、「Limit リフォーム」では家財・遺品整理撤去・リフォーム・リノベ・解体を扱い、「三つの専門部隊が連携してワンストップでサポートさせていただきます」としています。売る前の管理・片づけ・解体まで一社で相談できるのが特徴です。

2023年4月に事務所をJR紀伊駅前へ移転しています。営業時間は9:00〜20:00(水曜・年末年始定休)と夜20時まで対応しており、日中に動けない方でも相談しやすい時間帯です。

項目 内容
電話番号 073-464-1755(9:00〜20:00・水曜定休)
所在地 和歌山県和歌山市北野409番地4 IKビル2F
対応エリア 和歌山市・紀北エリア
得意分野 空き家・空地の維持管理、家財整理・解体・リフォーム、売買仲介・買取り

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こんな売主におすすめ

  • 売るかどうかを決めきれず、まず空き家の管理・草木の手入れから頼みたい方
  • 家財の整理や解体も含めて一社にまとめて相談したい方
  • 仕事帰りの夜間に相談したい方
  • 和歌山市北部・JR紀伊駅周辺の物件を持つ方

注意点

  • 宅建業の免許番号は公式サイトの会社概要に掲載がありません。契約前に国土交通省の宅地建物取引業者検索で免許の内容を確認することをおすすめします
  • 買取の累計件数や買取価格の目安は公式サイトに記載がありません
  • 管理・リフォーム・解体を手がける会社のため、買取専門店とは提案の組み立てが異なる場合があります

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(出典: 公式サイト・会社概要、Googleマップ 2026年9月時点)

買取と仲介、どちらを選ぶ?迷ったときの判断基準

買取価格は仲介の市場価格より低くなるのが一般的です(下落幅は物件により異なります)。それでもどちらが向くかは状況で決まります。まずはそれぞれの特徴を押さえておきましょう。

買取(不動産会社が買う) 仲介(買いたい人を探す) ・買主を探す期間がいらない ・荷物や傷みをそのままで渡せる ・近所に知られにくい ・引き渡し後の責任を負わない  契約にできる場合が多い △ 価格は市場相場より低め ・条件が合えば高く売れる ・希望者が複数なら比べられる ・広告や内覧は会社が代行 △ 売れるまでの期間が読めない △ 内覧対応が必要 △ 引き渡し後の責任を問われる

図: 買取と仲介の違い

買取のメリット

  • 買主を探す期間がなく、条件が合えば短期間で現金化できる
  • 現況のまま(残された家財・傷んだ箇所もそのまま)引き渡せる会社が多い
  • 契約不適合責任(引き渡し後に欠陥が見つかった場合の責任)を負わずに済む契約形態を取る会社が多い
  • 内覧対応や近隣への告知が最小限で済み、周囲に知られにくい

買取のデメリット

  • 成約価格は仲介の想定売却価格より低くなりやすい
  • 買主候補が1社(またはその関連会社)に限られるため、価格の妥当性を自分で比較しにくい
  • 会社によって得意な物件・エリアが異なり、査定額に差が出やすい

仲介のメリット

  • 市場で買主を募るため、条件次第で買取より高い価格で売れる可能性がある
  • 複数の購入希望者が現れれば、価格や条件を比較できる
  • 不動産会社が売却活動(広告・内覧対応)を代行してくれる

仲介のデメリット

  • 買主が見つかるまでの期間が読みにくく、長期化することがある
  • 内覧対応や近隣への告知が発生し、空き家であることが周囲に伝わりやすい
  • 現況によっては買主が見つかりにくく、値下げが必要になる場合がある
  • 契約不適合責任を問われる可能性があるため、契約内容の確認が必要
あなたの状況 向く方法 理由
古家・残された家財ありで仲介市場では買い手が付きにくい 買取 現況のまま引き取ってもらえる
県外在住で早く手放したい 買取 短期間で現金化しやすい
岩出市・上富田町など地価が上昇しているエリア 仲介 手取りが増える可能性がある
複数社の査定を比較して納得したうえで決めたい 両方 買取・仲介の査定額を比べて判断できる

迷ったら両方の試算を取って比較するのが確実です。同じ物件でも想定価格・売却までの期間が大きく違います。まず上で紹介した会社から対応エリアの合う会社を数社選び、同じ物件情報(所在地・築年数・広さ・現況の写真など)を渡して、買取査定と仲介査定の両方を依頼しましょう。買取は即時の買取額、仲介は媒介契約時の査定額と想定売却期間を出してもらい、金額だけでなく「いつ・どういう状態で引き渡せるか」まで含めて比べると判断しやすくなります。

不動産の買取と仲介の違いを徹底比較|空き家はどちらで売るべき?

空き家買取.comのおすすめは「買取」です

当サイトの結論として、和歌山県の空き家売却も買取を第一候補にすることをおすすめします。理由は3つあります。

第一に、県全体の空き家率が21.2%と全国2位の水準で、買い手より売り手が多い地域が広いことです。白浜町43.21%・かつらぎ町24.58%・田辺市24.33%のように4軒に1軒が空き家というエリアでは、仲介に出しても買主が現れるまでに時間がかかりやすくなります。

第二に、地価が平成4年から35年連続で下落していることです。売れるのを待つあいだも土地の評価は下がり続け、固定資産税と管理の手間だけがかかります。時間をかけるほど手残りが減りやすい構造です。

第三に、相続人が県外に住んでいるケースが多いことです。紀南の物件なら大阪や東京からの往復に1日かかります。現況のまま引き取ってもらえる買取であれば、片づけや内覧対応のための帰省を減らせます。

例外は、和歌山市中心部・岩出市・上富田町のように地価が上昇している地点の物件です。こうしたエリアは買い手の需要が残っているため、仲介との両にらみで査定を比較する価値があります。それ以外のエリアの物件は、現況のまま買取で確実に手放すことが手残りを最大化する現実的な選択です。

和歌山県の空き家は今どうなっているか【データで3分】

空き家率21.2%・約10万5,000戸——全国2位

総務省「令和5年住宅・土地統計調査」にもとづく集計では、和歌山県の総住宅数は49万6,000戸、そのうち空き家は10万5,300戸で(速報値の段階では総住宅数49万7千戸・空き家10万5千戸と公表されました)、空き家率は21.2%(21.25%)です。全国平均13.8%を7ポイント以上上回り、都道府県別で全国2位です(出典: 総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査 / ダイヤモンド不動産研究所 / 紀伊民報AGARA / 家じまいくん 2026年版 全国空き家データ徹底調査)。

県内の空き家率は調査ごとに上がり続けています。2008年17.9%(全国3位)→2013年18.1%(全国3位)→2018年20.3%(全国2位)→2023年21.2%(全国2位)という推移です。速報値の段階では、前回調査より総住宅数が1万2千戸増えた一方、空き家も7千戸増えたと公表されました。県は「危機感がある」として、所有者向けのセミナーや相談会を県内各所で開いています。

さらに重要なのが「その他空き家」の比率です。これは賃貸・売却用にも別荘にもなっていない、いわば使われずに放置されている空き家のこと。和歌山県は12.1%(6万戸)で全国5位です(出典: 家じまいくん 2026年版 全国空き家データ徹底調査。一次データは総務省「令和5年住宅・土地統計調査」)。相続した実家がそのまま放置されているケースが、県内に6万件規模で存在するということです。

市町村別では白浜町43.21%が最高——岩出市は10.99%

順位 市町 空き家率 空き家数(戸) 放置空き家率
1位 白浜町 43.21% 7,190 15.69%
2位 かつらぎ町 24.58% 1,910 18.66%
3位 田辺市 24.33% 9,970 13.54%
4位 新宮市 23.83% 3,980 15.69%
5位 海南市 21.08% 5,250 13.85%
9位 和歌山市 19.87% 38,800 9.05%
13位 岩出市 10.99% 2,810 5.51%

(出典: ダイヤモンド不動産研究所「和歌山県の空き家率は21.25%で全国2位」。一次データは総務省「令和5年住宅・土地統計調査」)

白浜町が突出して高いのは、温泉地・海水浴場として別荘や二次的住宅が多いためです。オフシーズンには利用が激減し、所有者の管理負担と交通の不便さが長期の空き家状態を招いています。一方、放置空き家率がもっとも高いのはかつらぎ町の18.66%で、こちらは別荘ではなく住まい手のいない実家や農家が中心です。

数のうえで最も多いのは和歌山市の38,800戸です。空き家率は19.87%で県内9位ですが、住宅総数が19万5,230戸と多いため、絶対数では県内の3分の1以上が和歌山市に集中しています。「うちの市はランキング上位ではないから大丈夫」とは限りません。

地価は35年連続下落、それでも上昇する地点がある

令和8年地価公示の県公表資料によると、和歌山県の住宅地の平均価格は41,500円/㎡(前年比△0.6%)、全用途の平均は56,200円/㎡(同△0.4%)です。地価は全用途・住宅地・商業地のいずれも平成4年から35年連続の下落で、住宅地の平均変動率の全国順位は47位(前年46位)です。

ただし、上昇している地点もあります。住宅地では23地点(和歌山市10、海南市1、田辺市2、紀の川市1、岩出市1、有田川町1、白浜町2、上富田町3、那智勝浦町1、串本町1)が上昇し、上富田町は12年連続、岩出市は2年連続の上昇です。上昇地点は「利便性に優れた需要の堅調な地点や津波被害の想定区域外の高台等」とされています。

市町 住宅地の平均価格 前年比
田辺市 63,100円/㎡ △0.1%
和歌山市 60,500円/㎡ △0.1%
海南市 41,100円/㎡ △0.8%
岩出市 35,400円/㎡ +0.3%
上富田町 33,000円/㎡ +0.6%
白浜町 28,700円/㎡ △0.1%
橋本市 27,800円/㎡ △1.3%
紀の川市 20,900円/㎡ △0.8%

(出典: 和歌山県 令和8年地価公示に係る県公表資料 / 市町別平均価格及び対前年平均変動率(PDF))

同じ和歌山県でも、田辺市と紀の川市では住宅地の平均価格が3倍以上違います。売却を考えるときは「和歌山県の相場」ではなく、自分の物件がある市町の水準で考えることが大切です。

放置のタイムリミットは「勧告→翌年1月1日」

空き家を放置したときに何が起きるか、順番を知っておきましょう。

  1. 近隣からの相談・情報提供 — 市が現地を確認し、必要に応じて所有者へ助言・指導を行います
  2. 「管理不全空家等」として指導 — 倒壊の恐れ、ごみの放置、景観を損なっている、立木が繁茂しているなどの状態が対象です
  3. 指導に従わない場合は勧告 — ここが分岐点です
  4. 住宅用地特例の解除 — 岩出市は「勧告書が送付された時点で、固定資産税及び都市計画税の住宅用地の特例が解除され、税額が大幅に上昇します」と明記しています(出典: 岩出市 空家等の対策について)
  5. 土地の固定資産税が最大6倍 — 住宅用地特例(住宅が建っている土地の固定資産税を6分の1などに軽くしてくれる仕組み)が外れるため、年6万円だった土地の税金が最大36万円になることもあります(金額はあくまで一例です)
放置・苦情 現地確認 管理不全空家等 市から指導 勧告 改善しない場合 住宅用地特例が解除 土地の税金が最大6倍 勧告を受けると、翌年1月1日時点の課税で軽減が外れます

図: 空き家を放置したときの進み方

「管理不全空家等」は2023年12月13日施行の改正で新設された区分です。倒壊の危険がある「特定空家等」の一歩手前でも、勧告を受ければ税の軽減が外れます(出典: 国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法 関連情報)。

空き家を放置するリスク|税金・賠償・行政処分まで

和歌山県の空き家は「どこにあるか」で売り方が変わる

和歌山県は、和歌山市を中心とする紀北、御坊市・有田市などの紀中、田辺市・白浜町・新宮市などの紀南で事情が大きく異なります。紀北は大阪への通勤圏として住宅需要が残り、岩出市のように地価が上がっている市もあります。紀南は空き家率が20%を超える市町が並び、白浜町のように別荘由来の空き家が多い地域もあります。

  • 和歌山市・岩出市・紀の川市(紀北): 買い手の需要が比較的残っています。買取と仲介の両方で査定を取り、手残りを比べる価値があります
  • 海南市・有田市・有田川町(紀中): 空き家率20%前後。解体補助金のある海南市のように、補助を使って更地にするか現況買取かを比べる選択肢があります
  • 田辺市・新宮市・かつらぎ町(紀南・伊都): 空き家率が24%前後。仲介では買主が現れにくいため、現況買取が現実的な選択になりやすいエリアです
  • 白浜町: 空き家率43.21%。別荘・リゾートマンションの扱いに慣れた会社を選ぶことが重要です

和歌山で「空き家を差し上げます」は本当にお得か

「空き家差し上げます和歌山」という検索は月に約880件あり、和歌山県の空き家に関する検索の中でも特に多いものの一つです。管理も解体もお金がかかるなら、無償でも引き取ってほしい——その気持ちはよく分かります。ただ、実際にはいくつか落とし穴があります。

まず、もらってくれる人が見つかるまでは、あなたが所有者のままです。その間の固定資産税も、倒壊や瓦の落下でけが人が出たときの賠償責任も、所有者が負い続けます。かつらぎ町や田辺市のように放置空き家の比率が高い地域では、引き取り手を探すのに時間がかかることも珍しくありません。

次に、無償で渡す場合でも名義変更(所有権移転登記)の手続きは必要です。司法書士への報酬や登録免許税がかかります。個人がもらう場合は贈与税の対象になる可能性もあります。契約書を交わさずに引き渡してしまい、あとで「屋根が落ちた」「境界が違う」ともめるケースもあります。

一方、買取なら不動産会社が買主になるため、条件が合えば金額と引き渡し日が先に決まります。「無償でもいいから早く手放したい」という場合でも、まず買取査定を試して、査定額と無償譲渡のどちらが自分の状況に合うかを比べてみてください。

空き家を差し上げます・もらってくださいの現実|0円譲渡の落とし穴と、手放す前に買取査定を試すべき理由

和歌山県の空き家バンクを使うか、買取に出すか

「和歌山空き家バンク」「和歌山県空き家バンク」の検索も月720件前後あり、「和歌山県空き家バンク 50万以下」(260件)、「和歌山県白浜空き家バンク 50万以下」(90件)のように格安物件を探す側の検索も目立ちます。つまり、空き家バンクに登録すると「50万円以下で買いたい」という層の目に触れやすい、ということです。

和歌山県の空き家バンクは、わかやま移住定住支援センターが運営する「わかやま空き家バンク」に市町村を通じて登録する仕組みです。制度は2015年度に始まり、新規登録の空き家は2015年度の55戸から2023年度は218戸へ増えました。利用したい側の新規登録者も2021年度221人→2022年度626人→2023年度769人と大幅に増えています(出典: 紀伊民報AGARA)。

登録の流れは市町村によって案内されています。岩出市を例にとると、①市都市計画課に事前相談し、担当者と現地立ち合い、②登録可能な物件なら市窓口へ登録申請書とわかやま空き家バンク登録カードを提出、③市から県へ申請し「わかやま空き家バンク」で公開、という順序です(出典: 岩出市 空き家に関する事業について)。海南市のように市が独自の空き家バンクを持つ自治体もあり、この場合市は情報提供のみを行い、売買や賃貸借の交渉・契約は和歌山県宅地建物取引業協会所属の宅建業者が媒介します(出典: 海南市空き家バンクについて)。田辺市・橋本市はアットホームが運営する自治体空き家バンクサイトで物件を公開しています(田辺市空き家バンク / 橋本市空き家バンク)。

空き家バンクの弱点は、利用希望者が現れなければ成約しないことです。老朽化が進んだ物件や権利関係が複雑な物件は、登録自体を断られる場合もあります(岩出市の要綱では、知事が登録を適当でないと認める空き家は対象外とされています)。「時間をかけてでも住み継いでほしい」なら空き家バンク、「早く・確実に手放したい」なら買取、と目的で使い分けるのが現実的です。両方を並行して検討することもできます。

空き家バンクとは?仕組み・メリットデメリット・使いこなすコツ

近畿の他府県と比べたい方は、大阪府の空き家買取業者のおすすめと市区町村ごとの空き家率格差や、京都府の空き家買取相場と市町村ごとの解体補助金、兵庫県の空き家買取業者と補助金の使い方もあわせてご覧ください。和歌山県外に住みながら実家を売るケースの参考になります。

和歌山県で使える空き家の解体補助金【2026年度】

和歌山県内では、老朽化した空き家の解体費用の一部を補助する制度が市町ごとに用意されています。金額や条件、受付方法は自治体によってかなり違います。

自治体 制度名 補助率 上限額 令和8年度の受付
和歌山市 不良空家の除却に係る補助金 除却費用の3分の2 50万円 4月22日から申請受付。事前に不良空家の認定が必要(耐震・空家対策課 073-435-1091)。市税の完納が条件(和歌山市公式)
田辺市 不良空家等除却補助金 除却費用の3分の2 60万円 14件を予定。認定申請の締切は令和8年5月8日、令和9年2月末までに解体完了が条件(田辺市公式PDF)
橋本市 空家等対策推進助成金 除却工事費の5分の4 60万円 受付件数3件。一次受付(抽選・7月1日〜7月31日)は終了し、7月31日9時から二次受付(先着)(橋本市公式)
海南市 老朽危険空家除却工事補助事業 除却工事費の3分の2 50万円 募集件数50件・先着順。交付決定前の着工は対象外(海南市公式)

橋本市の助成金は、一般的な解体費補助とは性質が違います。空家法の特定空家等に該当し、かつ「敷地と建物の所有者が異なる」「接道要件を満たさない」「狭小地(原則100㎡以下)」などの条件に当てはまる場合に限られます。受付件数も3件と限定的です。

田辺市・和歌山市はいずれも先に「不良空家」の認定を受ける必要があります。田辺市は「概ね1年以上空家となっており、評定項目の評点が60以上となる建物」、具体的には「屋根が抜け落ちた状態のもの」「基礎が沈下し、柱やはりが変形しているもの」など倒壊の恐れがある建物が対象です。和歌山市も「居住の用に供されなくなり、おおむね1年以上経っている空き家」で市の認定を受けたものが対象です。

申請前に必ず確認する「4つの落とし穴」

  1. 交付決定前に着工すると対象外 — 海南市は「補助金の交付決定前に着工した場合、補助の対象となりません」と明記しています。田辺市も「交付決定通知を受け取る前に、工事に着手しないようご注意願います」としています。「見積もり→認定申請→交付申請→交付決定→契約・着工」の順序を必ず守りましょう
  2. 件数・期間に限りがある — 田辺市は令和8年度14件、橋本市は3件、海南市は50件の先着順です。年度途中で受付が終わることもあります
  3. 市税の滞納があると申請できない — 和歌山市は「市税(市民税・固定資産税等)を完納している方に限ります」、田辺市も「市税等の滞納がある場合、申請できません」としています。共有者がいる場合はその方の同意も必要です
  4. 解体後は土地の固定資産税が上がる — 建物を解体すると住宅用地特例が外れ、土地の固定資産税が最大6倍になる場合があります。補助金で50万円受け取れても、更地のまま売れ残れば税負担が続きます。「補助金を使って解体して売る」のと「現況のまま買取に出す」のは、必ず両方を試算して比べてください

空き家の解体費用と補助金の仕組み|使える条件と申請の流れ

自治体の相談窓口・空き家バンク

「どこに相談すればいいのか分からない」という場合は、まず県の相談登録が入口になります。

窓口 内容・連絡先
和歌山県「実家」と「空き家」の相談登録 返信ハガキまたはオンラインで登録すると、県から連絡があり、空家等対策推進協議会での協議を経て、専門家や市町村の空き家バンク担当者とつないでもらえます。地域振興課 073-441-2930(和歌山県公式)
和歌山県空家等対策推進協議会 2016年設立。特定空家等の判断基準や、所有者が分からない管理不全空家等・特定空家等への対策マニュアル(2026年2月16日改訂)を作っています(和歌山県公式)
和歌山県 宅地建物取引の相談窓口 宅地建物取引業法に関する相談は県建築住宅課 企画指導班 073-441-3180。不動産取引の無料相談先も一覧になっています(和歌山県公式)
和歌山県宅地建物取引業協会 不動産無料相談。月〜金(祝祭日休業)13:00〜17:00・和歌山市太田143-3 宅建会館・073-472-4600(協会公式)
全日本不動産協会 和歌山県本部 不動産無料相談。和歌山市小松原通1-1-6 オリエンタルプラザ6階601・073-422-2522(協会公式)
岩出市 空き家バンク事業/地域土地再生事業 「わかやま空き家バンク」への登録を市が仲立ちします。市が空き家とその敷地の寄附を受け入れる地域土地再生事業もあります。都市計画課(岩出市公式)
海南市空き家バンク 市は情報提供のみ。売買・賃貸借の交渉と契約は和歌山県宅地建物取引業協会所属の宅建業者が媒介します(海南市公式)
田辺市・橋本市の空き家バンク アットホームが運営する自治体空き家バンクサイトで物件を公開しています(田辺市 / 橋本市)
岩出市 空家等の対策 管理不全空家等への指導・勧告を担当。勧告書が送られた時点で住宅用地の特例が解除されると明記しています(岩出市公式)

和歌山県の空き家を売却する流れ【5ステップ】

  1. 相続登記・名義の確認 — 相続登記は2024年4月1日から義務化されました。相続を知った日から3年以内に申請が必要で、正当な理由なく怠ると10万円以下の過料の対象になる場合があります(法務省 相続登記の申請義務化)。まず法務局で登記事項証明書を取り、名義が誰になっているかを確認します。相続人が複数いる場合は、誰が手続きを進めるかを先に決めておくと後がスムーズです
  2. 査定依頼(買取と仲介の両方で) — 同じ物件情報を複数社に渡して比べます。用意しておくとスムーズなのは、登記事項証明書(または権利証・登記識別情報)、固定資産税納税通知書(評価額の確認用)、間取りが分かる図面(あれば)、現況の写真です
  3. 業者選び・契約(対応エリアを必ず確認) — 和歌山県は紀北と紀南で車移動に2時間以上かかります。「和歌山県対応」と書かれていても実際に力を入れているのは拠点周辺の場合が多いので、物件所在地が対応範囲かを必ず確認しましょう。買取なら会社との売買契約、仲介なら媒介契約を結びます
  4. 決済・引き渡し — 代金の決済と引き渡しを行います。必要になるのは登記識別情報(権利証)・実印・印鑑証明書・本人確認書類が一般的です。会社によっては家財が残ったままの現況引き渡しに対応しています
  5. 売却後の税務 — 要件を満たせば3,000万円特別控除が使える場合があります(相続人が3人以上のときは2,000万円。令和9年12月31日までの譲渡・昭和56年5月31日以前に建築された家屋が対象)。適用には市区町村が発行する「被相続人居住用家屋等確認書」が必要で、交付に時間がかかることがあるため早めに準備してください(国税庁 No.3306)。控除の可否や確定申告の要否は個別の事情で変わるため、税理士・税務署に確認しましょう

県外に住んでいる方でも、郵送のやり取りやオンライン面談に対応する会社があります。現地に行けない場合は、契約前に対応の可否と手順を依頼先に確認してください。

よくある質問(FAQ)

和歌山県で空き家が多い地域はどこですか?

市町別の空き家率では白浜町43.21%が最も高く、かつらぎ町24.58%・田辺市24.33%・新宮市23.83%・海南市21.08%と続きます。戸数でいちばん多いのは和歌山市の38,800戸です(市町別の表)。

和歌山の空き家率は日本一ですか?

調査の集計段階で答えが変わります。速報値の段階では21.2%で徳島県と並び全国最高と報じられました(紀伊民報AGARA)。確報値にもとづく集計では徳島県21.3%が1位、和歌山県21.2%が2位です(家じまいくん・ダイヤモンド不動産研究所)。いずれにしても全国で最も高い水準の一つです。

和歌山県の空き家率はどのくらいですか?

21.2%(21.25%)です。総住宅数49万6,000戸に対して空き家が10万5,300戸で、全国平均13.8%を7ポイント以上上回ります(総務省 令和5年住宅・土地統計調査 / 家じまいくん)。

和歌山で空き家が多い理由は何ですか?

県全域で過疎化と高齢化が進み、山間部から和歌山市周辺の住宅地まで広い範囲に空き家が存在しているためです。白浜町のように別荘・二次的住宅が多く、オフシーズンの利用が激減して長期の空き家になりやすい地域もあります。放置空き家率(住まい手のいない実家・農家の比率)の高さも全国トップクラスで、12.1%・全国5位です。

和歌山で空き家が増えている原因は何ですか?

人口減少と高齢化の影響が最も大きいとされています。2018年から2023年の5年間で、総住宅数が1万2千戸増えた一方、空き家も7千戸増えました。新しい家が建つ一方で古い家が使われずに残る、という構図です。相続した実家をどうするか決めきれないまま年数が経ってしまうケースも多く見られます。

和歌山県の空き家問題は深刻ですか?

空き家率が全国2位、放置空き家率が全国5位という水準で、県自身も「危機感がある」として所有者向けのセミナーや相談会を県内各所で開いています。倒壊の危険、景観や治安の悪化に加え、勧告を受けると固定資産税の軽減が外れて税負担が数倍になるため、所有者にとっても金銭的な問題になります。

和歌山県の空き家対策はどうなっていますか?

県は「実家」と「空き家」の相談登録を受け付け、空家等対策推進協議会(2016年設立)での協議を経て、専門家や市町村の空き家バンク担当者とつなぐ仕組みを作っています(和歌山県公式)。市町村レベルでは、和歌山市・田辺市・橋本市・海南市の解体補助金、岩出市の地域土地再生事業(市が空き家と敷地の寄附を受け入れる制度)などがあります。

和歌山の空き家バンクの登録方法は?

市町村の窓口を通じて、県の「わかやま空き家バンク」へ登録します。岩出市の場合は、①市都市計画課に事前相談して担当者と現地立ち合い、②登録できる物件なら登録申請書とわかやま空き家バンク登録カードを市窓口へ提出、③市から県へ申請してサイトで公開、という流れです(岩出市公式)。海南市のように市が独自のバンクを運営している場合もあります。

和歌山市で空き家の相談はどこでできますか?

解体補助金と不良空家の認定については和歌山市の耐震・空家対策課(073-435-1091)が窓口です。取引や売却の相談は、県の宅地建物取引の相談窓口(県建築住宅課 企画指導班 073-441-3180)や、和歌山県宅地建物取引業協会の不動産無料相談(073-472-4600)、全日本不動産協会和歌山県本部(073-422-2522)が利用できます。個別の物件の価格を知りたい場合は、本記事で紹介している会社への無料査定もあわせてご検討ください。

和歌山県で空き家の解体に補助金は使えますか?

市町ごとに制度があります。和歌山市は3分の2・上限50万円、田辺市は3分の2・上限60万円、海南市は3分の2・上限50万円、橋本市は5分の4・上限60万円(特定空家等かつ狭小地などの条件付き)です。いずれも交付決定前に着工すると対象外になり、件数にも限りがあります(補助金の表)。

買取と仲介はどちらが良いですか?

速さ・確実性なら買取、価格なら仲介が一般的です。和歌山市中心部・岩出市・上富田町のように地価が上昇している地点の物件は仲介と比べる価値がありますが、空き家率が20%を超える紀南・伊都地域の古家や、家財が残ったままの物件は買取が選ばれやすい傾向があります(判断基準の表)。

県外に住んでいても和歌山県の実家を売却できますか?

可能です。郵送のやり取りやオンライン面談で進められる会社があります。全国対応を掲げる会社もあるため、査定〜契約〜決済の段取りを事前に確認してください。

家財や仏壇が残ったままでも売却できますか?

会社によっては、家財や荷物が残ったままの現況買取に対応しています。仏壇の供養・処分については事前に相談しておくと安心です。

相続登記が済んでいない空き家でも売れますか?

売却の前に相続登記を済ませる必要があります。2024年4月1日から申請が義務化され、相続を知った日から3年以内に申請しないと10万円以下の過料の対象になる場合があります(法務省)。登記の手続きと売却の段取りを並行して進められるか、依頼先に相談してみてください。

農地つきの実家や再建築不可の物件でも買い取ってもらえますか?

農地・別荘・リゾートマンションを買取対象に明記している会社や、再建築不可・未登記の物件も相談可としている会社があります。ただし物件の状態や地域によって引き受けできない場合もあるため、複数社に査定を依頼して比べるのが確実です。

まとめ|和歌山県の空き家は「市町ごとの差」と「時間」に向き合う

和歌山県の空き家率は21.2%(約10万5,000戸)で全国2位、使われずに放置されている「その他空き家」の比率も12.1%で全国5位です。ただし県内の事情は一様ではありません。白浜町43.21%・かつらぎ町24.58%・田辺市24.33%のように4軒に1軒が空き家というエリアがある一方、岩出市は10.99%で地価も2年連続上昇しています。住宅地の平均価格も田辺市63,100円/㎡と紀の川市20,900円/㎡で3倍以上の差があります。

もう一つ効いてくるのが時間です。県内の地価は平成4年から35年連続で下落しており、売れるのを待つあいだも土地の評価は下がります。加えて、管理せずに放置して勧告を受ければ住宅用地特例が外れ、土地の固定資産税が最大6倍になることもあります。「そのうち考えよう」がいちばん高くつく構造です。

解体補助金は和歌山市・田辺市・橋本市・海南市にありますが、いずれも件数に限りがあり、交付決定前に着工すると対象外です。解体して更地で売るか、現況のまま買取に出すかは、補助金と解体後の税負担の両方を試算して比べてください。空き家バンクや無償譲渡という道もありますが、時間をかけてよいか、早く確実に手放したいかで使い分けるのが現実的です。

本記事で紹介した会社を参考に、対応エリアの合う会社へまずは無料査定を依頼してみてください。